ご挨拶

第70回は
「ブレークスルー」
――課題を打ち破る
革新的な大会をめざします

謹啓 会員の皆様におかれましては、平素より学会活動にご支援ご協力、並びに積極的な参加をいただき誠にありがとうございます。
2021年の第70回(公社)全日本鍼灸学会学術大会は、九州支部が担当し、福岡大会として開催いたします。福岡市での開催は8年ぶりで4回目となります。

大会テーマは「健康・医療のブレークスルーと鍼灸」~からだとこころをとらえる五感の医術~といたしました。

第70回という節目の大会に際して、令和という新しい時代の始まりを健康・医療の大転換の大会と捉え、混迷する社会情勢・情報社会のなかで多様化する健康・医療に対する新たな価値観を求め、そこから鍼灸の役割を見出していけるのではないかと考えます。

また、前回の大会テーマ「触れる鍼灸」-こころにからだに-とあるように、心とからだに触れるという鍼灸医術の真髄を追求するとともに、ブレークスルー即ち、本質的な課題を打ち破る革新的な解決策を見出すきっかけにできるよう企画しております。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、従来のような大会場に多くの参加者を集めての開催は、感染拡大防止の観点から実施しにくい状況にありますし、感染状況の変化による直前での中止なども避けなくてはなりません。そうした事情を配慮し、実現性の高い開催方法を模索した結果、オンライン開催とさせていただくことになりました。

(公社)全日本鍼灸学会初の取り組みとなるオンラインによる学術大会は、福岡県福岡市にWeb配信の拠点となる会場を設け、開催します。会場に入場できるのは講演や運営の関係者などに制限し、会員の皆様には会場で行う講演やシンポジウムなどのオンライン・ライブ配信や、動画による講演や発表などのオンデマンド配信をご覧いただきます。各コンテンツはご自身のパソコン、タブレット、スマホなどの情報端末機器で視聴することができるので、自宅や職場に居ながらにして学術大会に参加し学ぶことが可能になります。さらにこれまで時間帯が重なり見ることが出来なかったプログラムも、時間をずらしてご覧いただけます。
大会テーマである「健康・医療のブレークスルーと鍼灸」同様、学術大会のあり方や参加の方法もブレークスルーというわけです。例年のように、会場で皆様のお顔を拝見することは叶いませんが、大会実行委員会一同、福岡からWebに熱い思いを込めて配信します。

学び方もブレークスルーする大転換点です。時間的・地理的な制約が少なくなり、学術大会への参加が容易になることで、学びの機会が増え充実するものと考えます。

初めての試みで、皆さんにも、そして私たち実行委員会にも戸惑いはありますが、ここで一歩を踏み出し、多くの皆様にWeb福岡大会にご参加いただけることをお願いいたします。

謹白
大会会頭 篠原 昭二
実行委員長 坂本 樹弘